冷蔵庫の温度調節をしたことがない方もいるかもしれませんが、冷蔵庫内の温度は強・中・弱と3段階の調節ができるようになっています。
節約するためには多少手間はかかりますが、季節や時間帯に合わせて温度を低めに設定するよう心がけましょう。
たとえば室温が22度の場合、冷蔵庫内の温度を強から中に変えると年間61.72kwh・約1360円の電気代を節約することができます。
冷蔵庫は背面や側面から放熱をしながら庫内を冷やしています。
そのため壁からあまり近くに設置すると、壁に跳ね返された熱が冷蔵庫自体を温めるため、無駄な電力を使ってしまう原因になってしまいます。
節約のためには放熱場所と壁を5〜10㎝程度離れるように設置し、なるべく冷蔵庫の上にも物を置かないように工夫しましょう。
冷蔵庫の設置位置を変えるだけで、年間45.08kwh・約990円の節約になります。
冷蔵庫内の冷風が全体に行き渡りやすくなっていれば、無駄な消費電力が減って節電にも効果的です。
「冷風口の前には物を置かない」「物を詰め込みすぎない」などのルールを守るだけで、年間43.84kwh・約960円の節約になります。
つい開けてしまいたくなる冷蔵庫ですが、開け閉めをするたびに中の温度が上がるため、余計な電力を消費してしまいます。
なるべく無駄な開閉は避けるよう心掛け、ドアが開いている時間を短縮するために必要なセットをカゴや袋にまとめて収納するようにしましょう。
無駄な開閉をやめ、開けている時間を短縮することで、年間16.5kwh・約360円の節約になります。
ドアのパッキンが緩んでくると、そこから冷気が漏れて電力が無駄に消費されてしまうので、なるべく定期的にドアパッキンを交換するようにしましょう。
ドアパッキンを直すことで、節電はもちろん冷蔵庫の冷却機能もアップします。
美味しさや鮮度を保つ効果の高い「急速冷凍機能」ですが、これをすると通常稼働時よりも電力を消費してしまいます。
節電するためには急速冷凍機能は使わず、代わりに冷凍庫の中にアルミトレーを置いて急速冷凍に近い状態を作る方法がオススメです。
薄く小さくした食材をアルミトレーに乗せ、上から保冷剤で挟めば、短時間で冷凍させることができます。
冷蔵庫はその開発技術の進化により、年々省エネ性能が高くなっている電化製品で、10年前のものと新しいものを比べると、節電効果に約40%もの差がある場合もあります。 そのため古い冷蔵庫を使い続けている場合は、それを新しいものに買い換えるだけで、大きな節電・節約効果に期待ができるのです。 24時間稼働し続けている「冷蔵庫」ですが、使い方を工夫するだけで大きく節電・節約をしていくことが可能です。 この機会に冷蔵庫の使い方を見直し、効果的に冷蔵庫の電気代をカットしていきましょう。
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